応急仮設木造住宅
- 2016.01.19
- 建築
東日本の震災からはや5年が経過します。
ここ大分県でも、南海トラフ沖地震が起こると予想されています。
その確率は、この30年の間で60%と予想されており、
3万を超える建物が全壊し、10万人を超える人が被災すると報じられています。
先日、大分市内において、
「応急仮設木造住宅に係る施工技術講習会」が実施されました。
県内の工務店や大工さん、県や市の職員の方々など多くの方に参加をしていただきました。
その名の通りの、応急仮設木造住宅。
資材豊かなこの大分県において、県内の木材を使わない手はありません。
地域の材料を使って、地域の大工さんが、地域の為に仮設住宅を建設する。
このサイクルを起こすことで、資材購入費や工事賃金などが大分に留まります。
それこそが復興の第一歩になるのではないでしょうか。
講習では、東北の仮設住宅建設において、陣頭をとった講師にもご教授いただきました。
午前中の座学を終え、午後からは実際に住宅を建設しました。
9坪平屋の仮設住宅。
今回は上棟までを行いました。
大分県中から集まった大工さん。
お互い初めて顔を合わす大工さんですが、そこはプロです。
みるみると、一棟の木造住宅が組みあがりました。
そこには、県北、県央、県南など、また、官民の壁はありません。
それぞれが建築のプロとして、誇りを持って臨む事業になるんでしょうね。
もちろんこの応急仮設住宅の出番が来ないことが一番です。
しかし準備は怠れません。
定期的にこの講習が開催されればと思います。
今あるモノを活かす
府内町家リノベーションもご覧ください。
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