Gemütlich(ゲミュートリッヒ)な家づくり~大阪でセミナー
- 2016.04.02
- 建築
どうして「デザインがいい家」がいいのかって改めて聞かれると、とても困ります。
考えてみればデザインなんて二の次で、住むことができればいいじゃないか、
家って生活ができればいいじゃないの、という意見もまああるかなとも思います。
いい悪いは別として。・・・と、しばらく前のブログに書いたのですが、今日はそのつづき。
そのヒントのために大阪に行ってきました。
雑誌「新建ハウジング」の発行人である三浦祐成さんと「無印良品の家」川内浩司さん、田鎖郁男による、
これからの家づくり・コンセプトに関するセミナーです。
いきなり「家も道具」と一言書かれていますが、ここでいう道具とは、柳宗悦のいう「道具」のこと。
「醜いものに囲まれていたら、心はすさみ、潤いがなくなる」
「生活の中に美を交えることが大事」
「実の用途のためにつくられるものこそ、美しくなければいけない」
・・・・とまあ、すばらしい言葉がならぶわけですが「やかん」ひとつも美の基準となりえるわけです。
「家」≠「建築物」、「家」=「住む道具」とあえて定義しましょう。
私たちは「家」についてがまんしなくていいし、もっと積極的に心地よく楽しんでほしいと思います。
ドイツではGemütlich(ゲミュートリッヒ)「心地よい、リラックスできる」というほめ言葉で「家」を判断します。
それが「家」の基準。
以前、このブログで書いた「ただいま、と帰ってきたくなる家」。
とってもGemütlich(ゲミュートリッヒ)な家だと思いませんか。
大分の木造住宅
府内町家もご覧ください。
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