鏝絵
- 2017.03.22
- 建築
いつも車で通るたび気になっていた鏝絵がある家屋
先日ついに車を停めじっくり拝見してきました
何という迫力
今にも動き出しそうなリアリティ
とても鏝によって彫刻されたモノとは思えない精巧さと立体感
圧倒されました
鏝絵について詳しく知らなかったので調べたところ
どうやら全国に現存する約3000カ所の鏝絵のうち約1000カ所は大分県に存在するとのこと
特に安心院に集中しているらしく
安心院近辺に鏝絵が集中して作られたのは、
長野鐵道、山上重太郎、佐藤本太郎などの腕のいい左官職人を輩出したことが第一の要因とのことです。
また、安心院鏝絵の特徴として他県に比べてユーモラスな雰囲気を持った大らかさがあり独自な発想性に富んでいる。
これは安心院固有の風土性や文化を反映していることに外ならないとのこと。
俄然、鏝絵について興味が湧いてきました。
一時は幻の技巧となった鏝絵も
鏝絵として芸術の域にまで昇華させた入江長八の故郷
松崎町では毎年「全国漆喰鏝絵コンクール」が開催されているそうです
伝統の継承とまたそれに捉われずに昇華させていく
伝統を守っていくにはそういう動きが必要なのかもしれません
大分の木造住宅
府内町家もご覧ください。
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