納骨堂の改修 曳家編
- 2018.04.19
- 建築
杵築市にて古くから続くお寺にて、このたび改修工事をさせていただいています。
境内にあります経蔵を改修して納骨堂に生まれ変わらせようというこのプロジェクト。
夏から調査を進めて来ましたが、このたびいよいよ着工に至りました。
100年以上前?に大分市から移築されたと言われるこの経蔵。
壁の漆喰は劣化し、建物も傾いておりました。
そこでまずは、曳家を実行。
建物を持ち上げて骨格を矯正。
古くなった柱脚部を切断し、新しいコンクリート基礎に降ろすのが目的。
言うのは簡単なのですが、10トンを超えるこの建物を屋根を残したまま宙に浮かばせる。
念密な計画を立て、いざ曳家。
ミシッミシッと徐々に建物が宙に浮いていきます。
さすがです。さすが曳家です。
予定通りの高さまでピシッと上がりました。
このような特殊技術、大事にしたいですね。これがなくては残せるものも残せません。
スクラップ&ビルドは容易なのですが、残す、引き継ぐと決めたオーナーの希望に応えることのできる技術者でありたいですね。
まずは第一段階、突破。
これから基礎工事に着手します!
大分の木造住宅
府内町家もご覧ください。
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