納骨堂の改修 断熱編
- 2018.06.24
- 建築
杵築市にて古くから続くお寺にて、このたび改修工事をさせていただいています。
境内にあります経蔵を改修して納骨堂に生まれ変わらせようというこのプロジェクト。
基礎や構造の工事も順調に進み、少しずつ仕上げの工事に移っていきます。
その前にやるべきことが。
そう、断熱工事です。
最後には壁や床に隠れて見えなくなる部位ですが、ここが肝心。
ここをきちんとしておかないと、後々、暑い寒いや、場合によっては結露で建物が腐ってきた!なんてことになりかねません、まさに肝。
写真の壁の中に見えているピンクの材料。
今回採用した断熱材です。ネオマフォームといいます。これを壁の中に隙間なく充填していきます。
外の温熱環境の影響を受けにくい快適な室内環境にします。
床に少し見えてる石コロのようなもの。実はこれ、珪藻土の原石を砕いたもの。
珪藻土は藻が堆積して化石化したもの。2~50ナノの小さな穴が無数に空いております。実はこの小さな穴が湿気を吸ったり吐いたりしてくれる優れもの。
これを床下に敷き詰めていきます。
外壁の下に張った、トラの顔がかわいいこの材料。耐力面材と呼ばれ、地震時の建物の揺れを壁面全体で支えてくれます。
といった具合に、見えなくなってしまう壁の中、床の中まで気を抜くことはありません。
やっと工事も折り返し地点くらいでしょうか。
まだまだ続きます!
今あるモノを活かす
府内町家リノベーションもご覧ください。
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