リノベーション工事:アーチ壁と塗り壁
- 2019.10.14
- 建築
現在進行中のリノベーション工事現場にて日本ハウジングではちょっと珍しいアーチ壁が施工されています。
アーチ壁の塗り壁というとすぐに「あぁ、プロバンス風の家ね」と連想してしまうかもしれませんね。
確かにやわらかい曲線をもったR形状と鏝仕上げによる塗り壁は相性が良いのかもしれません。
塗り壁であれば鏝で厚く塗れば下地が多少凸凹していても手加減次第で綺麗に仕上げることが
出来ますから。
逆に、現在では一般的な内装仕上げ材であるビニールクロスだと下地づくりが大変ですし、下地の凹凸が仕上がりに直接現れてくるので難しいかもしれませんね。
こちらはクローゼットに繋がる下がりアーチ壁。
まだ下地の状態ですので、これから珪藻土で仕上げていきます。
但し、珪藻土は2㎜程度の厚さで塗っていきますので、ボード貼りも、パテ処理も慎重に行います。
そしてこちらはリビングとダイニングを緩やかにエリア分けされたアーチ壁。
これが有るのと無いのでは大きく印象が変わりますね。
日本ハウジングの府内町家は出来るだけシンプルな造形が特徴ですので直線的でシャープな印象ですが、
このようなアーチ壁があることで、柔らかくなりました。
これから珪藻土による塗り壁の仕上げがどんな風になるのか期待が高まります。
きっと照明と影がもたらす陰影も含め、更に柔らかな印象になりそうです。
普段は行わないアーチ壁ですが、珪藻土仕上げの塗り壁ならば一層魅力が引き立ちそうです。
さて、完成が今から楽しみです。職人さん、宜しくお願いしますよ!
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