街並みをつくる
- 2020.04.02
- 建築
先日、杵築の街並みを歩く機会が有りました。
杵築自体にあまり城下町のイメージが無く、車では何度も通ってましたが
じっくり歩いて回るとまた見え方が全然違います。
塩屋の坂や酢屋の坂、南台と北台に挟まれた日本唯一のサンドイッチ型城下町
石畳の道を歩くとその雰囲気に歴史を感じます。
残念ながらコロナの影響で杵築城は見れませんでしたが...
商店の並ぶ大通りお寺の並ぶ町もあれば住宅街も有ります。
街並み条例があるのでしょうが個人の住宅でありながら街並みの保存をしながら
造られているのが手に取るようにわかります。
しかし、ところどころ壊れた土塀や空き家になった商店などを見ると
時代の流れに沿って歴史ある街並みを保存していくのは大変なことだなと感じました。
大分には杵築のほかにも竹田、中津や臼杵、佐伯、大分府内等いくつも街並みの残る城下町
が数多く残存します。
街並みを歩き肌で感じるとこの古き良きものを残していきたいと強く思いました。
しかし、これらを残していくには保存だけではなく時代と共存するための変化も必要
なのでしょう。
これから先、歴史を刻みながらどんな変化をしていきどんな街並みを作っていくのか。
それは、このような城下町や重要文化財に限らず
自分達の暮らす身近な町にも言えることではないでしょうか。
街並みは一軒では出来ません。
社会全体で作る為にその一旦を担う自分たちに何が出来るのか
身近なところから考えていければいいなと思います。
今回、杵築城下町を歩くことで他の城下町も歩いてみたくなりました。
杵築城下町では着付け込み¥3,000で着物のレンタルも出来るそうです。
(コロナの影響で臨時休業中らしいですが)
そして長昌寺様の庫裡や納骨堂は当社がリノベーションさせて頂いております。
是非一度、杵築城下町を歩いてみてください。
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