私たちの新築工事現場
- 2020.06.05
- 建築
今日は新築現場のお話。
打合せからお世話になっているお施主様の新築現場が上棟を終え、少しずつ進んでいます。
今日はそんな現場の主役、大工さんのお仕事について。
木工事も終盤になると階段や収納、家具等のいわゆる「刻みもの」の作成に入ります。
なぜ「刻みもの」というかというと、これらは大工さんが現場で一つ一つ現場に合わせて
加工(=刻み)して造るからです。
実は今時、家具を始め、階段もプレカット既製品と言って、工場で作られた部品を現場で大工さんが取り付けるだけの物が主流です。やはりこれら既製品を使うことに比べると、大工さんが刻んで作る家具や階段は、技術も時間も必要です。それでも刻みに頼りたい。
私たちの家づくりは、お施主様のご要望を聞いて、ご提案して…。と打合せが進みます。
「せかっくの新築。少しでも要望に沿った形で、かつ、さらに満足してもらえる提案をしたい。」
建築に携わる者全員の課題であり願いですよね。
それを叶えてくれるのが大工さんの「刻み」です。
やっぱり既製品を組み立てるだけでは、造れるモノ、空間にも限りがあります。お施主様のイメージ=「夢」を実際に造る技術があるからこそ、私たちもより豊かな空間を提案することができます。大工さんの技術。「夢」を現実にするには欠かせません。
でもそんな技術を持った大工さんは年々減っています…。
私たちを支えてくれる技術ある貴重な大工さんを大切に、これからも私たちにしかできない提案、空間造り、建築を考えていきたいものです。
これからもよろしくお願いします!
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