最近の太陽光発電の動向
- 2020.12.02
- 建築
少し硬いタイトルですが、今回は家庭用の太陽光発電について書いてみました。
住宅用の太陽光発電が普及し始めたのは今から約10年程前からだったでしょうか。
当時「固定価格買取制度(FIT制度)」が始まり、導入の為の補助金なども後押しされ、
ずいぶんと住宅の屋根に太陽光パネルを載せることが普通になってきました。
太陽光は半永久的に利用できるクリーンなエネルギーですから環境の為には最適ですね。
「太陽光パネルを載せると10年程度で元が取れるからお得!」
などといわれたのもこの頃からです。
あれから10年・・・
年々、余剰電力の買取価格が下がり、当時の状況とはずいぶん変わってきました。
では今、太陽光発電システムを導入することにメリットはないの?
投資のような意味合いは薄れてしまいましたが、パネルや設備機器の性能は上り、
初期投資の費用も安くなっています。
また、災害時の備えとしてのメリットもありますね。
蓄電池と併用して発電した電力を自分で遣う、あるいは地域でシェアするという方向にシフトしていきそうです。
建築屋さんの端くれとしては、美しい建物の屋根に似合うデザインの太陽光パネルに力を入れてもらいたいですね。あるいはカーポートの屋根と一体化してくれればメンテナンス性も良くなるしコストメリットも生まれるんじゃないかなと思います。
もう既に一体型のカーポートもあるようですが、まだまだお高いようで・・。
ちなみにこの画像は古民家の屋根に設置したもの。色々と自然の恩恵に与っています。
リノベーションでも外皮計算を行い、ZEH(ゼッチ)仕様相当に性能をあげることができます。
ZEHについてはまたいつか・・・
テクノロジーの進歩と共に私たちは歩んでいますが、自然との調和も同様に忘れないようにしていきたいものです。
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