　今回はのお題は…「造り手に必要な能力ってなんぞや⁉」

少し思い切ったスケールの大きいお題ですが、僕なりの考えをすこしだけ。

　お家づくりに携わる我々に一番必要な能力って、何でしょうか…？

設計力や画力、コミュニケーション能力、技術力等々。ぱっと考えただけでも沢山思い浮かびますが、改めて一番を！と言われると中々絞れないところがあります。

　そんなことを日々悶々と考えている僕の現時点の解は「整える力」です！

………と言ったものの、とても抽象的な解でよくわからないですよね。（笑）

はい、僕自身ももっと具体的な解が見つけられるようにと、精進している最中です。

　あまりに抽象的なので少し説明しましょう。お家づくりをお手伝いしていると関連してくる問題が沢山あります。例えば、法規制や敷地条件・環境、住み手の要望、資金計画、デザイン性、施工能力等々…。上げるときりがありません。

　「もちろん住み手の要望を全てかなえたいが、法的に難しい。」「デザイン性を優先するか資金面を優先するのか。」

　何についても皆さんに豊かな暮らしを提供するために、これら事象に優先順位をつけてバランスを整えていかなくてはなりません。

　こうやって様々な事象を整えた成果品として、建築が完成します。

法規制や敷地条件・環境のように目に見えるモノの他にも、住み手の雰囲気や行間に隠れる「本当に求めている暮らしぶり」といった目に見えないモノを感じ取り、その他事象とのバランスを整えて形にするために、日々精進していきたいです。

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