心地よさ
- 2021.07.19
- 建築
建物が完成して検査に行くたびに思うことが有ります。
その建物や設計自体の見所やコンセプトそして暮らしの提案など
その住まいを見る時のポイントが有ります。
そこが成立しているからこそでは有りますが、
いつも自分の心が動かされるのがその住まいが自然と生み出すふとした表情というか
例えば、障子に映るモミジの陰影であったり、
例えば、吹抜けの窓から差した太陽光が壁に映し出す光の帯であったり
例えば、床に移る風に揺らぐカーテンの陰であったり
そういったふとした瞬間に心躍り癒されます。
特に光と影が生み出す表情は1日の内でも時間と共に変化し季節と共に変化します。
それが、庭木や風や匂い等も相まって五感全てで心地よいと感じる瞬間。
暮らしの中にこの心地よいと感じる瞬間をどのくらい作ることが出来るのかというのは
豊かな暮らしをするうえでとても大事なことではないかと思いました。
そして、やはりそれを生み出すためのコンセプトや暮らしの提案は不可欠であり
そのうえで何が心地よいのかを感じ取れる感性が細部の心地よさを作り出しているのかなと思います。
心地よさは人によって違いは有ると思いますが、たまには五感をフルに使いながら自分の感性を磨いていきたいなと思いました。
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