目線の高さを合わせる工夫
- 2022.04.17
- 建築
みなさん、会話をするとき相手のどこを見て話していますか?
一般的には相手の目を見て話しますよね。
ではその目線の高さについて、考えたことがあるでしょうか?
実は相手の目線の高さによって感じる印象というのは変わってくるものなのです。
例えば、相手の目線が自分より高い場合。
大袈裟かもしれませんが、恐怖心や威圧感を感じやすくなります。
大人と子どもで考えると分かりやすいかもしれませんね。
ということはやはり「相手と同じ高さの目線」で話すことが良いわけです。
相手に恐怖心を与えることもなく、かと言って軽く見られることもなく、対等で安心できる目線の高さであると言えます。
目線の高さを合せることの重要性をお伝えしたところで、
今度は家づくりの中で目線の高さを合わせる工夫をご紹介します。
気ごころの知れた家族と言えど、普段の会話や気持ちを伝えるときの印象は大切です。
例えば椅子に座っている人と立っている人。
同じ身長だとしても目線の高さの差はおそらく40㎝程。
これが床に座っている人と立っている人になると80㎝程になります。
大人と子どもとなるとそれ以上の差になります。
この差を縮める手段として「段差」を利用します。
キッチンに立っているお父さん、お母さんとテーブルで勉強している子ども。
キッチンとダイニングの床の高さを変えることで目線の高さの差が縮まります。
実は我が家でもこの工夫がなされています。
目線の高さを無理やり変えるのはなかなか難しいことです。
しかし子育てをしていると子どもとなるべく目線を合わせて話したい。
この問題を解消し、自然な目線の高さでいられることが何より楽で気持ちが良いです。
家づくりのヒントとして目線の高さを意識してみるといいかもしれませんね。
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