お家づくり
- 2023.01.22
- 建築
今日は私にとって節目の日。少し改まって、日々の仕事を振り返ってみました。
私が担当している業務は、いわゆる「設計」です。
「設計」と一口に言っても、
敷地のどこに、どんな大きさ、どんな間取で建てるかを検討する「基本設計」から、
如何にかっこいい空間、佇まいにするかを考える「意匠設計」、
実際に建てるにあたっての構造や造り方、納まりを考える「実施設計」と様々ありますが、
私が思う「設計」は、
「どんなお家が、豊かに、幸せに、快適に暮らせるか」を想像し、具現化していく過程です。
何だかこうやった文面にすると綺麗ごとをつらつらと述べているようで、自分でも恥ずかしさすら感じてしまいますが、
改めて、毎日、私がお施主さんとの打ち合わせ中や図面とにらめっこしている時、鉛筆を走らせている時の事を思い返すと、あながち誇張した表現でもないような気がします。
「お仕事や育児に忙しい日々でも、休みの日には太陽の暖かさを感じながらリビングでのんびり出来たら…。お庭でお子さんと遊んだりウッドデッキでバーベキューとか…。将来、仕事も育児もひと段落したら、ウッドデッキに椅子でも出して、ご夫婦でゆっくり過ごせたら…!」
「休日が合わない、お忙しいご夫婦には、キッチンにいる時間を二人で楽しめるように…。夕飯の支度をしている時には、お酒を片手に会話が弾んだら…!」
こうやって、どのお施主さんとも一緒にそれぞれの夢、憧れを語り合って、実際に形にしていく。
壮大な妄想と堅実な具現化。
もちろん、プレッシャーで押しつぶされそうな日々ですが、こんなに大きな夢や憧れを間近に感じさせてもらえる仕事は無いんじゃないかと、真面目に考えてしまいます。
ありがたい限りです。
そして、引渡し。目標にしていた待望の瞬間です。
が…、実は凄く寂しい瞬間でもあるんですね。
語り合った夢を体験できるのは、お引き渡し後の暮らし手(=お施主さん)だけです。
夢は叶ったのか…、どんな暮らしを送っているのか…。
皆さんの暮らしぶりのお話が聞ける日を心待ちにしています。
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