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お家づくり

  • 2023.06.09
  • 建築

 今日は住宅設計のお話を。

私たちのお家づくりには、吹き抜けをご提案することが多く、クライアントの皆さんから「どうして吹き抜けを設けるのか?」とご質問をいただくことがあります。

 

 

 吹き抜けを設けるのは、光と熱、いわば明るさと暖かさを確保するためというのが主な理由です。

【空間の快適さ、物的快適さの中で光の占める割合は相当なものであり、住み手が欲するのは照明器具ではなく、光である。】

私が尊敬する建築家の一人でもある吉村順三さんの言葉です。

ただただ明るくするためなら照明器具で十分ですが、太陽の光で明るさを得られれば、同時に日射取得による暖かさを得られます。

 

「冬になって、吹き抜けからの太陽の光がリビングの奥まで届くようになった。」

「夕方になり気温が下がる中、西から光が入って明るく、暖かく過ごせるようになった。」

日々の生活の中で、ここまで具体的に感じることは難しいと思いますが、

要するに、冬が少しでも明るく、暖かい暮らしに一役買ってくれるのが吹き抜けです。

残念ながら、これらはただ照明器具を付けただけでは実現できません。

 

 ただ、ここで出てくる問題の一つが外部からの視線です。吹き抜けは大空間になる特性がある為、その分、プライバシー確保の検討が必要です。

 

 

 吹き抜けと併せてご提案するのが障子戸です。障子は外部からの視線はカットしながらも、太陽光からの明るさや暖かさは確保できる特性があります。

 

 障子戸と聞くと「昔ながらの日本のスタイル」ととらわれがちですが、意外と理にかなった機能を備え持っています。すだれや縁側等についても実は日本の風土に合った、理にかなった機能があるんです。

 

 新しくてきらびやかなものに目を引かれてしまうのも正直なところですが、日本の古き良きにも目を向けて、お家づくりに向き合って行きたいと思います。

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