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古民家探訪

  • 2024.02.26
  • 建築

先日、現地調査に日出町まで行ってきました。

日出町も城下町ですので古い武家屋敷もまだまだ残っております。

このような昔ながらの町並みを守りながら、新しい家が建築される時に、この地域にそぐわない建築物が出来ないように規制する、景観条例といった法律もあります。

 

現地調査でお伺いしたすぐ近くに「致道館」という、旧日出藩の学校が現存しており覗いてみました。

 

 

この致道館は安政5年(1858)、15代藩主木下俊程侯の命により日出城二の丸に開校した藩校。

木造2階建て、門を含め家屋全体が旧態のまま残されており、現存する県下唯一の藩校だそうです。

 

平成27年4月の改修工事で、建物全体が修繕されたのに加え、かつてあった白壁が復元されたようです。

昭和26年に今の場所へ移築されたそうですが、南には開けた庭、そして別府湾が見渡せる最高のロケーションでした。これは歴史好きや建築好きでなくても一見の価値ありです!

 

 

内部も見学することが出来、当時の建物の構造を目の当たりにすることが出来ます。

二階には改修工事のときに行われたと思われる耐震金物を施工した部分も見ることが出来ました。

 

現存する古民家には耐震基準に満たない物も多く残っているはずです。

このように耐震補強を行い、後世にその価値を残していく事は簡単ではありませんが、

私たちもリノベーションを通して、その価値を伝えて行きたいと改めて思いました。

 

興味のある方は是非、ドライブがてら訪れてみてはいかがでしょうか?

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