現代建築ラッシュ
- 2015.03.05
- 建築
今、大分市は現代建築ラッシュです。
大分駅ビルももうすぐ完成ですし、
3月8日には大分県立美術館を設計した坂茂氏と磯崎新氏のシンポジウムがあります。
夜のホルトホールは現代的デザインが浮かび上がっていて、
大分も都会になったなあとしみじみ思います。
で、今日は昨年一般公開された大分県立美術館「OPAM」の紹介を。
iichikoグランシアタのあるオアシスから空中の渡り廊下を通ってOPAMに入ります。
雨に濡れなくても行けるという利便性よりも、
もうすでに「始まって」いるのだという拡張された空間が素敵だと感じました。
空中、立体交差というモダニズムのアイコンが目を引きます。
中に入ると、遠くまで見渡せる水平線の世界。
1階はガラス面のボリュームが大きいので外と内の境界があやふやになりそうなほど、
ちょっとした浮遊感を感じました。
すごいなと思ったのは、建築家の板茂氏が美術館としての「器」に徹している姿勢でした。
ここに将来多種多様な美術品が陳列されるということ。
アートを鑑賞ではなく体験するものとしての装置のあり方。
これがOPAMのテーマだったのかなと思いました。
それにしてもこの曲線、どうやって設計したのでしょう、凄いです。
やはり建築は構造から美しくないといけませんよ、ね。
大分の木造住宅
府内町家もご覧ください。
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