お彼岸
- 2017.10.01
- エクステリア
いよいよ季節はお彼岸を迎え朝晩は涼しいどころかという日もありますね。
そのお彼岸、ふとお彼岸て何だ?という疑問が…
具体的に何だと言われると何も知らないような気が…
ということで調べてみました。
春彼岸 : 毎年3月の春分の日をはさんで前後3日合計7日間
秋彼岸 : 毎年9月の秋分の日をはさんで前後3日合計7日間
それぞれの初日を「彼岸の入り」、終日を「彼岸のあけ」といい、
春分の日・秋分の日を「お中日」というらしいです。なるほど。
「彼岸」はサンスクリット語の「波羅密多」から来たものといわれ、
煩悩と迷いの世界である【此岸(しがん)】にある者が、
「六波羅蜜」(ろくはらみつ)の修行をする事で「悟りの世界」
すなわち【「彼岸」(ひがん)】の境地へ到達することが出来るというものらしいです。
太陽が真東から上がって、真西に沈み昼と夜の長さが同じになる春分の日と
秋分の日を挟んだ前後3日の計7日間を「彼岸」と呼び、
この期間に仏様の供養をする事で極楽浄土へ行くことが出来ると考えられていたらしいです。
な…なるほど…。
では、お彼岸には何をするのか?
お彼岸と言えばまずはお墓参りですよね。
彼岸会法要なども有りますね。
では、なぜお墓参りを行うのか?
実はインドや中国など世界を見ても
「お彼岸にお墓参りをする」という文化があるのは日本だけらしいです。
内閣府が発表している「国民の祝日について」を見てみると
春分の日:自然をたたえ、生物をいつくしむ
秋分の日:祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ
と記されているらしいです。(自分はまだ見ていません)
元々農耕民族であった日本人には
仏教が伝来する前から先祖供養と自然に感謝する習慣がありました。
芽吹きの春には1年の豊作を願い、豊穣の秋には太陽とご先祖様に収穫を感謝する
という意味合いが春分の日、秋分の日にも込められているのでしょう。…とのこと。
自然への信仰と先祖供養が仏教の「彼岸=極楽浄土」の教えと結びつき、
春分・秋分の日を中心にご先祖様の供養をお彼岸に行うようになった…とのこと。
お彼岸にお墓参りをする文化には、
「生かされていることへの感謝」「ご先祖様への感謝」をする大切な節目
と捉えた日本独自の価値観が大きく息づいているんですね。…なるほど!
実はお墓参りには毎年行ってませんが、
こうやって由来を知ると日本人の血がざわつきますね。
基本的にはいろんなコトやモノへしっかりと感謝をする節目としてとても大切な日
それがお彼岸ということで…来年はお墓参りに行きたいと思います。
大分と建築が好きな外構屋
大分の庭づくり「春夏秋冬」もご覧ください。
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