≪ 春夏秋冬 作庭ばなし 2019‐オリオン座の頃 ≫
- 2020.01.12
- エクステリア
2019年最後に書くブログ「庭造り 春夏秋冬」のはなしです。
このブログを書いているのは、2019年12月28日です。アップされるのは新春なんで、誤差はありますが、
年末気分なので2019年の締めくくり的な感じで書こうかと思います。
今回は「庭造り 春夏秋冬」のはなし・・・なのですが、日本ハウジング 外構部は私しかいないので
実質は 「コガ チナツ」のはなし・・・てことになりますかね (笑)
ブログを書くにあたり色々なルールは一応あるんです。
ですがそのルールをあまり守れていないのが、この、コガブログ。自由に書いてます (笑)
さて、今年最後の物件も無事にお引渡しが終わり、ひと段落しています。この時期の庭造り、植栽工事は落葉期なんで少し寂しい冬の景色。
春から夏にかけては、生き生きとした葉が生い茂っているので、とても華やかでキラキラした景色が出来上がります。
新緑・開花・紅葉を楽しみながら冬の景色を迎える。
なぜか私は冬の庭造り、植栽工事の方が好き。
冬の景色、クリスマスローズが頑張って色を添えてくれているけれど、やっぱり少しさみしい。
だけど、その分、冬の景色から春の景色へ移り行く姿、芽吹いた時のキラキラした春の景色に感動する。
小さな蕾が日に日に大きくなり、花が咲き香りが漂う。春を迎える喜びはひとしお。
季節のように生きる。
雨の日は雨を聞く。雪の日は雪を見て、夏には夏の暑さを、冬は身の切れるような寒さを。
五感を使って、全身で、その瞬間を味わう。
「日日是好日」の映画のリーフレットに書かれている言葉。この言葉大好きなんです。
忙しく過ごしていると、自然のいとなみなんて、目に入ってこないし、雨や雪は不便だと感じ、クーラーでキンキンに冷えた部屋の中で過ごす。心のゆとりと、季節を感じようという気持ちが無いと
こんなこと出来ないよね。
だからこそ、その感覚のお手伝いが少しでも出来たらな・・・という思いで庭造りをしています。
ふと窓の外を見た瞬間、新芽が芽吹きだしていたり
リビングの窓を開け放した時、花の香りが漂ってたきり
ブルーベリーの実をつまんで食べて、芝に落ちる雨の匂いを感じる。
建物に映る梢の影を楽しみ
徐々に色付いてくるモミジに気付き秋を感じて、冬の景色へと姿をかえる。
足元のクリスマスローズの可愛らしさに心があたたまる。
景色ごとに家族の物語が生まれる。そんな庭造りが出来たらいいなて思ってます。
2020年も宜しくお願い致します!
*** 春夏秋冬 Chinatsu・Koga ***
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