大分市の郊外にN様邸が建って半年がたちました。
郊外型の住宅地で南北に隣家があり敷地に影を落とす、どちらかというと条件の厳しい敷地に「斜め」を向いた格好でN様邸は建っています。
僕を出迎えてくれたのはまだ保育園のりんちゃん。「さとーさーん」の声でむかえてくれました。この家はなんというか、本当に明るい。それもそのはず、東・南・西に大きな窓があって一日中お日さまが入るようになっています。敷地の形からどうして斜めにしたのかというと、そのまま正面だと南の家の背中を見ながら生活しなければならなくなるから。日当たりも悪いので、あえて斜めにずらしてみました。するとこれが大正解。明るいし見晴らしがいい。それに通りから直接見られないという利点があります。敷地に対して斜めに向いているから、四隅に小さな庭ができている。この小さな庭(家の周り)をりんちゃんが駆けめぐる。問題解決どころか、予想もしなかった楽しみ方ができました。
中に光が差し込んでいるので実際に明るいのと、元気のいいりんちゃんがいるおかげで、家の中が明るく華やいで見えます。
そろそろ新居での暮らしを聞いてみましょうか。
N様:床下に珪藻土を撒いているので、湿度をしばらく測ってみたんですよ。
佐藤:床下ですか?
N様:そう床下の湿度。すごいと思いました。湿度は一定に保たれているんです。
佐藤:さすが理系の旦那様。まずは測定から入るのですね。
N様:それと結露がない。さすがに加湿器をいれたときはサッシに少し付いたけど。
佐藤:奥様はどうでしょうか。半年間くらしてみて。
N様:ストレスが溜まりません。以前のアパートと比べるともうぜんぜん。それと家事がしやすいのと、洗濯物がよく乾きます。
佐藤:北側に物干しスペースがあるので心配していたのですが、良かったです。洗濯物は太陽ではなく、風で乾く。のですね。
N様:それと音がまったく気にならないですね。交通量が多いのに。
佐藤:それはうれしい答えでした。窓の位置を考えたのと斜めの配置が、功を奏したのかもしれません。逆に不便に感じるところはなんでしょう?
N様:LANの口を増やせばよかったと思います。やはりちょっと足りない。
佐藤:そういえばご主人様は電気関係に凝っていました。何ごとにも理詰めで判断できるすごい方です。
N様:そう、片流れの屋根で太陽光発電が正解でした。予定の20%増しの発電ができています。
うーん、とてもうれしそうです。
インタビューしている間にも元気のいいりんちゃんの世話をやいたりして、笑顔が絶えないご家族でした。正しい理論と実践。それにほんとうの笑顔。家というものはその両方があって成り立つものなんですね。明るさと笑顔に勝るものはありません。