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自然を感じるリノベーション

親戚から譲り受けた家をリノベーションしたA様。

建て替えという選択肢もあったはずなのですが、敢えて家を活かしてマイホームを手に入れる方法を選ばれました。このときからA様は物を大切にする気持ちやこだわりが強いイメージでしたが、お引っ越をして暮らしが始まったお家を見てみると、「さすが!」という印象を受けました。

まず目に飛び込んできたのはカッコいい椅子の数々。どれも味のある素敵な椅子ばかり。聞いてみるとご主人の趣味は椅子のコレクションだとか。「前々から椅子が好きで、家を建てたときに一生使えるものを買おうと決めてたんです。」一生使えるもの・・・耳が痛いお言葉です(笑)きっとこの椅子たちも家と同じように子どもや孫の代まで受け継がれていくのでしょうね。

そんな椅子の中でも庭を望める縁側沿いに置かれた椅子は、家の中で一番落ち着く場所なのだそうです。「最近は、休日でもここに座ってボーっとすることが多くなりました。前は休みってなるとよく出かけてたんですけどね。この家、窓を開けるとすごく風が通るんです。それが気持ち良くて・・・」

アパートに住んでいたA様は滅多に窓を開けることがなかったそうですが、

今では窓を開けることが習慣みたいです。確かに窓の前に立つととても気持ちの良い風が入ります。この椅子でのんびり過ごすことを想像してみるとついつい時間を忘れてしまいますね。

奥様がこんなことも。「前に比べて植物を家に飾るようになりました。」もちろん庭で育った植物たち。一番印象を受けたのは高さが3メートルにもなるヒマワリでした。自分たちが植えた植物たちが花を咲かせたり芽吹いたりすると、ついつい飾ってしまうみたいです。家に飾るという行為はそれだけ植物たちに愛情があるという証のようなものなのでしょうね。

将来の夢は自宅カフェをしたいという奥様。老後くらいのずっとさきの未来の話らしいですが、素敵な夢です。何といってもキッチンがカフェのようでおしゃれ!一面だけ色を変えた壁が棚に置いてある食器を引き立てており、まるでお店のよう。お皿や道具など使っているものもすべてこだわっているそうです。
「なるべくmade in Japan。プラスチックの商品はほとんど選びません。」強いこだわりに思わず驚いてしまいました。でもこのこだわりこそがA様の暮らしを豊かにしているのだと思いました。

そんなA様とお話をしている中で印象に残っている言葉があるので抜粋。「帰る場所の定点ができたような気がします。」そのお手伝いができたこと私たちも誇りに感じます。



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