社長
馬場 鉄心baba tesshin
どんな思いで仕事をしていますか?
この仕事をすればするほど責任の重大さを感じてきます。お客様にとって大きな買い物であるということもそうですが、私たちの建てた家に住む家族の人生に大きな影響力を持っていると思っています。
家造りはお客様の人生の中でとても大きなイベントです。だけれど家は一生に一回の買い物。なかなかお客様がプロになるのは難しい。現在の情報があふれた社会では、何が本当にいい家なのか、どういう家なら家族が健康に過ごせるのか、それを見極めるのはなかなか難しいです。だから常に、お客様の代わりに何が本当にいい家なのかを、全国的な研究会に参加してお客様目線で勉強し考えるようにしています。
戦後の家造りは家が足りない時代で、どうやったら大量生産できるのかが優先されてきました。しかし、それで切り捨てられてきた大切なものが沢山あると思っています。今は十分に家がある。大量生産する必要もない。
だったら今まで顧みられなかった大事な事をきちんと丁寧に行っていきたいと思うのです。例えば今、住宅業界は高性能合戦になっています。問題なのは高性能な家を大量生産しようとしているところ。だから見栄えだけの呼吸できないビニールクロスや合板の床材を使わなければならず、不都合なことはすべて機械仕掛けでコントロールしようとしています。
手間はかかりますが、高性能住宅こそ体に悪影響を与えない天然の自然素材でつくるべきだし、また日本全国同じ規格の同じ間取りではなく、建てる土地のポテンシャルを引き出すように邸別に設計をする事が大事です。安心、安全で、日々の暮らしにくつろぎを与えるような家です。
住む方にとって、住宅は量よりも質が大切です。そのことを肝に据えてこれからも取り組んでいきたいと思います。