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03高耐震の家
日本ハウジングの家は熊本震災レベルが来ても大丈夫。そのまま住み続けられる家です。
大震災から身を守り、住み続けられる「高耐震の家」を建てるためには、課題として
①きちんと強度計算する ②計算を上回るようにしっかり建てる ③時間が経っても性能を落とさない
という3つの課題があり、これらの耐震対策をきちんとしなければいけません。
contents
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きちんと
耐震強度計算をする「構造計算なしの耐震等級1は倒壊の危険性が高い」地震に対する強さを示す耐震等級は1、2、3とあって数が増えるほど耐震が高い家になります。
耐震等級1は、法律の最低限を満たす基準です。残念ながら耐震等級1の家が熊本地震で倒壊しました。耐震等級1は、現実に構造計算されていないからです。これは建築業界では常識である一方で、一般消費者にはほとんど知られていない事実です。
耐震等級2と3には構造計算が義務付けられています。耐震等級2は等級1の1.25倍強く、主に学校や病院などで必要な耐震強度です。耐震等級3は等級1の1.5倍強く、主に防災の拠点(消防署や警察署
など)などで採用されています。 大地震から身を守るためには、 最
低でも強さに根拠のある耐震等級2以上でなければいけません。 -
計算を上回るように
しっかり建てる「家の強さは「木材の質」と「建設技術」によっても変わる」構造計算を行い耐震等級2、3をクリアしていたとしても、あくまで図面上の耐震強度が確認されたに過ぎません。実際には使う木材の質と建築技術によって、家の耐震強度は大きく左右されます。
①「木材の質」による耐震対策:産地がわかる木を使い、生産者と一緒に木材の品質を管理します
通常、木材は木材市場で仕入れて使われます。しかし市場に並んだ木材は産地が不明で、誰が作ったか分かりません。
これでは品質水準を保つために相談する相手がだれか分かりません。
日本ハウジングでは、市場を介さず決まった山から直接に買い付ける方法で、顔の見える木材生産者と品質水準を保ちながら木材を仕入れています。②「木材の質」による耐震対策:木を傷めない方法で、時間をかけて乾燥をさせます(大分方式乾燥)
木材は乾燥させないと使えません。
しかし一般的に使われているKD材は高温の窯の中で急激に乾燥させるため木で一番大切な芯の周辺に無数のヒビが入り、耐震強度を著しく低下させます。それだけでなく、高温の乾燥によって本来木が持つ様々な成分がほとんど流れ出てしまい、柔軟性や防虫性も著しく損なわれます。
日本ハウジングでは、大分県林業試験場が独自に開発した「大分方式乾燥」をすべての柱に採用しています。高温乾燥材大分方式乾燥材③「建築技術」による耐震対策:通常1本の大黒柱を、4本使います
柱の種類は、2階までつながった「通し柱」と1階と2階で分かれている「管柱」の2つに分けられます。
「通し柱」のうち最も大事な太い柱は「大黒柱」と呼ばれます。
日本ハウジングでは最も荷重がかかる家の4隅の通し柱をすべて柱2本分の「大黒柱」にします。こうする
ことにより、 4方向から梁が差し込まれても必ず1本分の断面積が残り、 腰折れで家が倒壊することはあり
ません。④「筋交い」でなく、「耐力面材」で壁をつくります
熊本地震では「筋交い」が破断して多くの家が倒壊しました。構造計算上は問題がなくても、大きな地震が一度だけでなく、繰り返し起きたために耐えられなかったと考えられています。地震が起こると「筋交い」では両端に力が集中してしまいます。それに対して「耐力面材」は力が全体に分散します。
日本ハウジングでは「耐力面材」で耐震壁をつくります。 -
時間が経っても
性能を落とさない「地震は完成してすぐに起るとは限らない。時間経過への対策が必要」 地震は家が完成してすぐ起こるとは限りません。木の腐れや白蟻の侵入を防いで、30年40年経った後でも同じ耐震性能を維持している必要があります。 壁の中が高湿度になると木材を腐らせる腐朽菌が発生します。 腐朽菌は木の成分であるセルロースを分解してボロボロにしていきます。 セルロースが分解された屑はシロアリの誘引効果がありシロアリ被害の可能性が高くなります。
この負の連鎖が起こらない耐震対策が必要です。
また、壁の中が高湿度になると、耐震金物が錆びて劣化します。①時間経過への耐震対策:壁の中の湿度調整ができる羊毛断熱材をつかいます
木を腐らせる腐朽菌は湿度85%以上で繁殖し、セルロースを分解してシロアリを誘引します。その結果、木材が被害を受けて家の耐震強度は激減します。
日本ハウジングでは壁の中の湿度を85%以下に抑えるように羊毛断熱材を使います。
「腐朽菌」はもちろん、壁の中の「カビ」も予防できます。②1階の木材は「腐らない+白蟻に食べられない」木を使います(オプション)
雨漏りがない限り、湿度は下から家に入ってきます。また「白蟻」も蟻道を作って下から家に入ってきます。
日本ハウジングでは「腐らない+白蟻に食べられない」薬剤を加圧注入した木材を1階全体に使います。
この木材を使った家は過去に全国で1万棟以上建てらていますが、腐れやシロアリ被害はゼロです。③時間経過への耐震対策:錆びに強い金物を使います(オプション)
耐震金物が錆びて劣化すれば、やはり家の耐震強度は激減します。
日本ハウジングでは、木材構造につかう耐震金物すべてに錆びにくい表面加工をしたものを使います。 -
耐震対策に「免振装置」や「制振装置」は
つけた方がいいの?地震対策には、耐震・制振・免振の3つがあります。
耐震は「揺れに耐える」強い構造を作ることを目的とし、構造計算を行って耐震等級3が最も強い家になります。
制振は「揺れを吸収する」ことを目的とし、制振ダンパーなどを使います。
免振は「揺れを家に伝えない」ことを目的とし、家と基礎との間にスライドする装置を設置して、地震の揺れを
直接家に伝えない構造です。結論から言えば、住宅用の建築物であればすべて兼ね備えた家がベストです。しかし、コストがかかりすぎて現実的ではありません。そこで優先順位を考える必要がありますが、よく考えると耐震性能を高めることが最優先となります。
なぜなら、いくら制振装置を付けたとしても構造が弱い家では揺れを吸収するダンパーを取り付ける家自体の強度が弱く、その効果も限定されます。同じく免振装置を付けて地震の伝わり方を和らげても揺れは無くなりません。いくら装置が揺れを和らげたとしても家の構造が弱くては倒壊する可能性を否定できません。しかしながら住宅会社にとっては、構造計算を行って耐震等級3をクリアすることは、設計の難易度が増し、現場管理にも大変な労力を要します。そこで耐震基準を構造計算の不要な1にとどめて、免振や制振でごまかそうとしている住宅会社も実は多くあります。
本当の意味で耐震性能の高い家をつくるために近道はありません。
やるべきことを省いては、地震に強い耐震性能の高い家を建てる事は出来ないのです。
日本ハウジングでは耐震等級3をクリアさせて、さらにご要望があれば制振や免振のご提案を行っています。